連載第14回目 小野光子「深見まどかさんの武満徹作品によるピアノリサイタルに寄せて」
今年の桜はこの雨で散るだろうか。春の長雨とか菜種梅雨という言葉があるように、春は雨が続くことがある。4月5日の本番のお天気はどうなるか。武満さんには雨にちな…
連載
音楽学者・小野光子が紡ぐ、
深見まどかの演奏世界をより深く味わうための
特別なプログラム解説が公開中です。
2026年4月5日深見まどかピアノリサイタルに向けて
みなさまの鑑賞体験を、さらに豊かなものへ。
ぜひこの機会にご一読ください。
今年の桜はこの雨で散るだろうか。春の長雨とか菜種梅雨という言葉があるように、春は雨が続くことがある。4月5日の本番のお天気はどうなるか。武満さんには雨にちな…
4月5日(日)のコンサートでは、武満徹のピアノ独奏曲が年代順に演奏される。『武満徹全集』(小学館)は年代順に作品を収録したが、《閉じた眼》と《雨の樹 …
先日、まどかさんとお会いした。武満さんの音楽・美学と深い関わりがある「さわり」について、実際の音をまじえてピアニストと話したいと思っていた。「さわり」という音…
まどかさんはフランスと日本を往復している。心配が募った。でも今回の帰国は飛行機での移動に困難が伴う前だった。とりあえずほっとしたが、この先の世界はどうなるのだろ…
連載第10回目(全14回掲載予定)《ピアニストのためのコロナ》は1962年2月23日に草月会館ホールで開かれた「高橋悠治ピアノ・リサイタル2」で悠治さんと一…
連載第9回目(全14回掲載予定)《ピアノ・ディスタンス》は、高橋悠治のために書かれた。1961年4月28日に草月コンテンポラリー・シリーズの「グループ・イキ…
連載第8回目(全14回掲載予定)瀧口修造と同世代の美術家と出会ったことで、武満は作曲家として独特の立ち位置を築いてゆく。美術家とのコラボレーションはその一つ…
連載第7回目(全14回掲載予定)《二つのレント》は武満の作曲家デビュー作。1950年12月7日に読売ホールでの「新作曲派協会 第7回作品発表会」で藤田晴子に…
連載第6回目(全14回掲載予定)そろそろ武満のピアノ作品にまつわる話に移りたい。まずは武満18歳のときの、おそらく生前未発表の《ロマンス》。この曲は「1…
連載第5回目(全14回掲載予定)武満徹は東京芸術大学を受験したことがあるという。結局、最後まで試験を受けずに独学の道を選ぶのだが、作曲をしたいと話したら親戚…
連載第4回目(全14回掲載予定)戦後に作曲を始めた武満は通う高校の女性教諭に自作を見せたこともあった。が、武満が通った師は清瀬保二(1900-1981)であ…
連載第3回目(全14回掲載予定)武満徹には「ピアノという楽器には悲しい思い出がある」と始まる「ピアノ・トリステ」と題されたエッセイがある。その題名通り、武満さ…